伝説の第1回「ひだまり手づくり塾CAMP」が無事終わった。
「スノーキャンプ、楽しかったですか」
今日もそう聞かれたら、「楽しかったよ」と答えた。
でも、単純に楽しいだけじゃなく、
いろんなことがあった3日間だった。
イベントは1泊2日だけど、
私たちスタッフは前日の金曜から現地に入って、
あれやこれやとしていた。
雪の上で眠ったのは、何年ぶりだろう・・・?
「FCM」というさすらいのキャンプ集団だった頃以来だ。
上質なテントとマットとシュラフさえあれば、
マイナス10度の夜だって、
自分ちの布団で寝るよりあったかい。
目が覚めて、テントから出たら、こんな景色。
おらおら! 気合出していくぜぃ!
なおちゃんはありったけの心を込めてたべものをつくる。
それを食べて、みんながあったかいキモチになる。
いつも冷静なハセベ君だって、ほんとはいっぱいいっぱい。
でも、彼はこのイベントでまたひとつ大きくなった。
「みなさん、イベント、楽しんでいただけたでしょうか」
「はーーーい!」
オトナもコドモも全員手を挙げてくれたとき、
ちょっとだけ涙が出そうになった。
閉会式のあとで、
ひとり、群れから離れてテントの隅で煙草をふかしていた
今回のクライアントA社のU田さんに
「どうしたんですか」と聞いたとき、
彼がしみじみ言った。
「いや~、ほんとうにやってよかったなぁ・・・・と思って」
うれしかった。
ひとりのニンゲンにできることなんて、
たかが知れている。
若くたって、年取ってたって、それは関係ない。
でも、
雪の森に集まったヒトびとが、
たったひとつの祭りを盛り上げるために力を合わせて。
おっきな自然の中でゆっくりお互いを知っていくのって、
なんかいいなと思ったのだ。