今日は、陳腐な誕生日。
「TOKYO自転車人」の原稿を書いていたら
もう誕生日になっていた。
去年は、北海道の屈斜路湖畔で
星空を見ながら缶チューハイ飲んでいたのになぁ。
でも、旅に出ていた去年を除けば、
ライターになってからはずっと、
15日は入稿の真っ最中でそれどころじゃなく、
気がついたら年とってた。
このままずるずるまた10年が過ぎてしまわないように。
ちょっとケジメの意味で、自分へのプレゼント。
昨日、最終日の閉館20分前に駆け込んだ「星野道夫展」。
閉館の5時を過ぎても会場はお客さんがいっぱいだったから、
最後までちゃんと見ることができた。
感動した言葉はふたつあって。
ひとつは書くと長くなるし、
そのあとビーパル編集部で会ったますけんちゃんに
「この言葉いいと思わない?」
といったら、
「オレはあんまピンときませんね~。むしろ腹が立つ!」
といわれたので省略。
(人の感じ方はさまざまだ)。
もうひとつが、この言葉でした。
《これからどんな旅が待っているのか、
自分自身にもわかりません。
が、どれだけ長い時間をひとつの土地で過ごそうと、
まだすべては見ていないという
心の白地図だけはいつまでも持ち続けたいものです》
星野さん、
私もあなたのように
10年経っても色あせず、
いろんな人の心を震わすような言葉を
自分らしい生き方の中から紡ぎたいと思います。