2016年1月から働いていたビストロAを
今日のアルバイトでさよならした。
今日は週に一度のお休みだったシェフのMさんが、開店前にやってきて、
「ちんぷさんには生きてるものを餞別に贈りたかったから」
とてもステキなプレゼントをくれた。
和名ビカクシダ、流通名はコウモリラン。
説明書によると、
「鹿角形の白色綿状の葉を垂れ下げるユニークな姿の着生シダ」らしい。
「ちんぷさんはK町はじまりだったから」
私が働き始めた(今は長期休業中の)お店の近くにある花屋さんに
わざわざ注文してくれていたみたい。
なんてうれしいことだろう。
いっぱい反発したり、
生意気な発言もした私に、
最後にこんな贈り物。
感謝して
大切に育てていきます。
もう数ヶ月くらい会ってないオーナーとは
会えないままでお別れかな……と思っていたら。
なんとなんと。
姉妹店のランチを終えてから、
私が帰る直前に駆けつけてきてくれて。
「ちんぷさんはひまわり好きかなと思って」
花束を手渡ししてくれた。
男の人から花束もらうなんて、
四半世紀ぶりかも(笑)。
お疲れ様、さびしくなるね。
オーナーやMさんの内心はわからない。
でも、こんなふうに言ってもらえて
ココを去ることができてよかった。
一年と8カ月、
ほんとうにいろんな出来事があった。
ステキな人たちと出会い、
そして別れた。
これからも続く縁の人たちもいる。
ココを辞める決断をしたのはジブンだけど、
そこに至るまでの色々は
ジブンが決めたことなんてひとつもない。
人生の流れの中で、
ジブンが決められることなんてそんなにないと思う。
まったく予期しなかったアレがあって、コレがあって、もう大変。
その出来事に直面した私はこう感じて、
だから、コッチに舵をとることにした。
そうやってジブンの中で真剣に考えることや、
どんなに迷っても決断すること。
その繰り返しなんだよねぇ。
「また来たのって言われるくらい、これからはだらだらとワインを飲みにきまーす♪」
うん、その言葉を笑いながら言えてよかった。
みんなが笑いながらワインをだらだら飲める日々がいつか来る。
そう信じて明日も新しい頁をめくるのさ〜🎶