いやはや、膨大に撮った写真を取り込むのを
明日、明日、いやそのうち・・・とのばしのばししてるうちに
あっという間に1週間経ってしまいました。
ぶじ完走しました~♪
「トカラ列島 島めぐりマラソン」
7島あわせて約29㎞!
超運動音痴なちんぷが参加したスポーツイベントは、
後にも先にも2006年「
ツール・ド・おきなわ」のみ。
今回は自転車じゃなく、初マラソン。
運動能力や瞬発力はまるでなくても、
子供のころから「持久力」だけは自信ある。
日本縦断もそうだったけど、
このとおり、思い込んだら一直線なばかだから、
楽しいゴールが明確に決まっていれば、
のろのろ進んでいけるわけです。
事前に船便で届いたパンフレットはこんな感じ。
トカラ列島は、有人島だけで7島あって、
私はその7島でいちばん大きな中之島の島民であると同時に
「日本一、南北に長い村」、十島村の村民なわけです。
前日に中之島からスタート地点の口之島まで移動。
高速船「ななしま」に初めて乗っちゃった。
やっぱ速い~!
翌朝、まだ夜明け前から港に集合。
たまたま同じ民宿に泊まったメンバーには、
十島村のべつの島から来た中学生や先生たちもいた。
平島の男子チーム♪
子宝島の女子チーム♪
そして、鹿児島からやって来た。
遠くは宮城や福島からの参加者たちを乗せた
「フェリーとしま」が。
その場で配られたゼッケン付けたりと
あわあわしてる間にスタート!
中之島から参加したシュウジさん、コミネさんと
前日にコースを散歩して坂の様子はわかっていたんだけど。。。
いや~、口之島からいきなり、上り坂です。
走ってる最中はカメラもケータイも持たず、
じぶんの目でパチパチとシャッター切りながら(←やや陳腐)
とにかく、「走ること」だけに専念したかったので、
走行中の写真は一枚もない。
口之島の海辺を走りながら見た朝焼け、きれいだったなぁ。
そしてお次は中之島。
いつも夕暮れに走っていた道、
マラソン前に島の人たちがきれいに掃除してくれた道を
(あ、〇〇さんがいた~!)とキョロキョロ&手を振りながら走るのは、
照れくさいようなうれしいようなへんな感じ。
中之島の次、平島。
たいらじまといいながら、
ぜんぜんッ、たいらじゃなかった。
港から折り返し地点までずーっと上り坂だったよ(涙)。
でも、この日は夏が戻ったようないい天気。
きれいな空と海があれば、私は元気で笑ってられるのさ。
口之島の婦人会の人たちがつくってくれた朝食弁当も
とってもおいしかった~。
諏訪瀬島のアユミちゃん、
港でおみせを開いてました。
「すわのせしあわせや」、
素敵な店名だ♪
今回のマラソンで心がけていたのは、
とにかく、「LSD(ロング・スロー・ディスタンス)」。
息切れしない程度に
声援に笑顔で応えられる状態で
どんなにスローでもいいから、
ずっと走り続けること、でした。
平島、諏訪瀬島、悪石島と、
坂の多い島が続いて、
太ももや膝の後ろがどんどん痛くなり。。。
後半はかなりよれよれ。
でも行く先々で、
島の人たちが太鼓や声であったかい声援をしてくれるから、
やっぱり笑って走りたい。
その声援にちゃんと応えたくて
普段は走りながら聴いてるウォークマンを止めていたけど。
さすがに心が折れそうになった悪石島と、
最後の宝島の2島だけは、
音楽のパワーも借りて走らせてもらいました。
サンキュー、サンボマスター!
キミの歌 がいつも私を走らせてくれるんだ。
平島を過ぎたあたりで、フェリー内で中間発表があって、
そのときの順位は、83人中71位。
今回は完走だけが目的で、
順位はど~でもいいと思っていたんだけど、
リアルに順位を表で見ると、
「せ、せめて60番台に上げよう・・・」と、
陳腐な野望がむらむらとわいてきて。
最後の宝島は、平らだけど距離が長い。
でも、この島を走ればもう走らなくてもいいんだ、
足がどんなに痛くたってもう後のことはどうでもいい、
最高のビールを飲むために走るんだ~~~!
・・・・・・そんなこんなで
夕焼けゴール♪
順位表見ると、
宝島だけタイムがいい。
83人中68位と、
陳腐な野望を見事果たしました(笑)。
島めぐりしながら仲良しになった神戸ガールのりなちゃんと、
温泉入ってから、宝島の港でパーティ!
宝島の人たちが
おいしい島料理をたくさん用意して待っていてくれました。
宝島に移住したともちゃんとも再会、
ゆっくり話せてうれしかった。
フェリーで爆睡した翌朝、フェリーが出航。
宝島~子宝島~悪石島~諏訪瀬島~平島と、
各島の人たちに見送られながらの帰り道。
どの島でも、子供たちが太鼓や踊りを披露してくれた。
平島のイケメン中学生が、
自分の島で下船したと同時に、太鼓を叩き出した瞬間、
かっこいい~!
私が中学生ならこの瞬間、恋に落ちるなぁ・・・と言ったら、
隣で見送っていた女性も「私も~!」と言って笑ってた。
港を離れるフェリーを走って見送ってくれる子供たち、
島では見慣れた風景、
でも見るたびに愛おしいです。
帰ってきたよ、中之島。
私はもう、見送る側になったんだなぁ・・・と改めて思った。
トカラの7島をめぐって、
どの島もそれぞれ個性があって、
そこに暮らす人たちもそれぞれ魅力があって。
でも、私がなりゆきでも移住したのは中之島で、
いろいろ大変なこともあるけど、
私はこの島がけっこう好き。
いや、かなり好きなんだなぁ・・・。
ココジャナイドコカ・・・を探し続けた日々が
どんどん遠くなっていく。
ちいさな島で閉塞感を感じたときは、
おなじ十島村で夢中で生きてるトモダチに会いに
べつの島へ遊びにいけばいいのさ~、
私が暮らす村は日本一長いんだから、と思ったら
なんだか楽しい。
この先のことは誰にもわからないけど、
のんびり走っていきますか♪