アマゾンで注文して先週届いた「Baby♯1」を聴いていたら、
何度めかの悲しみがあふれてきた。
ちょっと若かった頃の「彼」の声。
ラジカセのスタートボタンを押せば、
何度でも何度でも
懐かしい歌声が深夜の部屋に満ちる。
なんて素敵な夜だろう
いつも夢見ていたことさ
あぁ この胸に 君を抱けるなんて
ぼくは 世界のナンバーワン
もしも月が 落ちて壊れても
かまわないさ 気にしないさ
だって ぼくが 抱いてるものは
もっと 大きなものさ
こんな無邪気なラブソングも、
「恩赦」のような歌も。
やっぱりほかの誰にも歌えないから。
今夜、取材帰りに編集たかのっちと晩ごはんを食べながら、
イタコに呼んでもらえるなら誰に会いたいだろう・・・って話になった。
私がはるかはるか昔、
当時憧れのS木K太郎さんインタビュー中に
舞い上がって聞いてあとで編集の人にこっぴどく呆れられた質問、
「S木さんは、イタコに呼んでもらえるなら、
誰をインタビューしたいですか?」・・・の話からそういう話になったのだ。
(S木さんは迷いながらもちゃんと誠実に答えてくれた。
それが誰だったのか、忘れてしまったけれど。。。)
晩ごはんの結論は、彼女も私も
「おじいちゃん」だった。
うん、おじいちゃんにもおばあちゃんにも
もう一度会っていろんな話を聴きたい。
でも・・・
いまインタビューしたいのは
やっぱり、「彼」かもしれない。
たとえ空の上だって、
取材OKしてくれたら、
いつでもふわふわ飛んでいくよ
(片道切符はイヤだけどね・・・)って思う。
わがままだとわかってるけど、
お願いだから、
私が大好きな人たちは
私より先に逝かないでほしい。
こんな夜更けに
寂しくなるのはイヤだから。