陳腐な旅人日記


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I love you&I need you ふくしま

東京FM の携帯サイトから、
深夜のダウンロード。
猪苗代湖ズ の『I love you&I need you ふくしま』。


地震が起きる前日、
突発的に決めていたのです。
3月19~21日の3連休に
福島の猪苗代湖畔のペンションで
3日間だけボラバイトすることを。

地震が起きるずっと前から
頭の中がこんがらがっていたので、
気晴らしに東京を離れたかった。
でも、遊びでどこかを旅するとかじゃなく、
無心に肉体労働がしたかったから。

地震によってその話は消えてしまったけど、
何だかね・・・・
それまであまり縁のなかった福島が気になる。

福島の人たちの心に少しでも
明かりが灯りますように。

「ぼくらは福島が好き」。
そう心から歌っている
彼らの声が届きますように。

いろんな人が元気になったり、
安らいだり。
音楽のチカラを信じているよ。
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by tinpunatabibito | 2011-03-25 02:55 | Comments(0)


ランプの山小屋で。

冬眠明け(?)のぼーっとした頭には
きれいな自然が効くと思った。

ひとりで山を歩いてきた。

「関東で星がきれいな山」で検索して、
とりあえず行くなら
アクセスしやすいココ・・・とあった
丹沢の塔の岳へ。

いや~、階段ばっかしの山だなぁ。
私は、星を見たくて山小屋に予約していたんだけど、
15時半ごろ山頂に近付いても、
楽しそうに歩くグループが次々下山してくる。
余裕で日帰り登山できたね~。
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でも、山頂から山小屋へ下る道は
もう誰もいない、静かな雪道。

ん? 茶色いケモノ!?
野良犬!? と、どきっとしたら。

シカちゃんでした。
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カメラを手にそ~っと近づいていく私を見ても、
ぜんぜん逃げないの。
いま草を食べてんの、アタシ、って感じで。

ジャ~ンプ♪
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シカを見るたび、
真っ白なお尻がかわいいなぁ、と思う。
森の中で目立っちゃうのに、
なんでこんな白いパンツ姿みたいなんだろう。
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ズーム機能がないGRデジタルⅡで
この近さ。
まったく人を警戒してない。
(ヒトと思われてなかったのかも・・・)
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山小屋では、男性グループ4人組が宴会中。
宿泊客はこの4人組と私だけだ。

身内だけで盛り上がっているときに
怪しい女がひとりで現れ、
最初は、なんとなく気まずい空気・・・。

でも、日が暮れてランプだけの明かりになったら、
ぽつりぽつりと会話に混ざっていた。

神奈川の定時制高校の先生で、
山のリーダー(63歳)が
「オレは英語ね。こっちは・・・」と紹介を始めたから、
「ま、待って! 私が何の科目の先生か当てます!」
と、残り3人(30~40代)の顔と、
それまでの会話の感じから推測する。
ひとりは、男性だけど家庭科の先生らしい。

「え~と、体育の先生!」 
いきなり正解だった。
体育の先生って感じですもん。

「こちらは・・・家庭科の先生・・・ですよね~?」
鍋料理を丁寧につくっていて、
いちばん若くてやさしそうな男性に言うと、
こちらも「はい、そうです(照笑)」。

最後のこのヒトは・・・・・
「社会科じゃないですか!?」

お見事、全問正解でありました~。
最近、自分の観察力や直観力に
まったく自信をなくしていたから、
ささいなことだけど、ちょっとうれしかった。

遠慮しつつしっかりちゃっかり、
ワインとウイスキーを3~4杯ご馳走になって(笑)。
高校の先生と話すなんて何年ぶりだろう。

携帯が圏外のランプの宿でゆっくり更けていく夜。
夜9時の消灯前に、
先生たちと山小屋の外へ出て、
空を見上げた。
いい具合に酔っ払った社会の先生が
「北斗七星見つけたぞ~! あれだろ、あの柄杓でしょ~?」
とかなんとか言うのを聞きながら、
あぁ、来てヨカッタなぁ・・・と思えた。


翌朝、すぐ隣の部屋から
「いい加減起きろ! もう7時半だっ!」
英語の先生の喝が飛んで、私まで飛び起きる。
携帯画面を見たら、まだ6時半、
先生、1時間間違えてます~。
でも、おかげでこの朝焼けに間に合いました。
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塔の岳の山頂へ向かう先生チームに
昨夜のウイスキーのお礼を言って別れた。
ひとり残るのが寂しかったから、
「じゃあ行きます!」と、先に小屋を出た。


あそこにチラチラしてるのは・・・
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おはよう、富士山。
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尾根道を歩きながら、
何度も何度も富士山の写真を撮った。
そして、祈るように深呼吸した。

私のなかの望まない感情が全部外へ出て、
山の澄んだ空気だけ吸い込めるように。
大好きな飛行機雲、
これからいろんな山で見ようと思います。
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by tinpunatabibito | 2011-03-08 23:34 | Comments(0)


ハハ生誕祭

ふわぁ~、よく寝た。。。

みなさん、2011年あけましておめでとうございます~。
今年も陳腐節、唸ってみるのでよろしくお願いします……って、

え~~~っ!? 
もう3月なんだーー!!



2011年の1月、2月、
陳腐な旅人は旅もせず、冬眠しておりました。
いや、もっと遡れば、2010年も夏あたりから
ぐーぐー寝てしまっていたのかもしれない。

そして3月1日、
ブログの更新を待っていてくれた
名古屋のマイマザーのお誕生日にはナントカ、
春の熊のように穴からよっこらしょ、と
起き上がりたいな~、と思っていました。

なんで冬眠していたかというのは、
まぁ、そのうち書きます。
ブログはこれからも
うつらうつらと続けていくので、
おヒマなときにのぞいてみてくださいな。


先週の金曜日に会ったライター仲間のMちゃんが、
貸してくれた本のおかげで
今日があるのかな、と思うんだ。
佐藤初女さんの『あなたに喜んでもらえるように』。

この本の三章
「心には
前に進むための言葉を」には、
私が求めていた言葉がいっぱいあった。


迷ったときは急がない。
とどまって休むことも必要です

心が大揺れに揺れても、
芯が通っていればいいのです

苦しいときは、
自分が刷新されているときです


こんなに苦しかったのは生まれて初めてで、
私の舟は大揺れどころか、ボキボキ舳先が折れまくり、
一艘のパーツがバラバラになって、ハチャメチャなところへ
流されていくような気がしていた。

2005年春、旅先で『b*p vol.2』の特集
「今しかできない旅。
ジンセイを変える旅。」の原稿にこう書いたんだよね。


《いま、私はまだ旅の途中で、
日本最北端の島をめざして自転車で北上中。
40歳からの人生も依然白紙のままだ。
相変わらず迷ったりへこんだりしてるけれど、
この先どこで暮らすことになっても、
あの海を忘れずにいれば大丈夫。
厳しい自然の中でやりくりしてきた島のオバァたちのように、
ささいなことじゃ動じない、マイペースな生き方ができると思ってる。
恋も冒険も人生も……お楽しみはこれからサ~!》


知性のカケラもない文章だけど、
今と違って、イキイキしてるな~。
ネット検索や本から拾った情報ではなく、
リアルに旅の真っ最中だった自分の中にある、
ほんとうのキモチしか書いてない。

最近は「あの海」を忘れていました。
いや、ほんとうは忘れてはいなかった。
ただ、「大丈夫。」、
「お楽しみはこれからサ~!」って、
能天気に言いきるパワーを失っていた。

旅をすることをやめていた。
あることで無駄に大金を費やしてしまったこともあるけど、
面倒くさがって、怖がって。
ひとり旅なんて寂しい、もうしたくない……
な~んて感じでね。


初女さんがいう「芯が通っていればいいのです」の芯は、
私にとってなんだろうか。
もともと、芯なんて何もないがらんどうで、
外側がぶっ壊れたとたん、
ジンセイはもう終わりだ~、って思いこんじゃっていたのかも。
90歳になっても、
《人の一生は、成長のときです。
年齢にとらわれず、日々成長していきたい。》
と素直に綴る初女さんを思うと、すごく情けない。


でも、
私がいまこうして性懲りもなく、
荒波にこぎ出していこうと思えるのは、
やっぱり、ハハが元気に生きていてくれるから。

私ときっちり30歳年が違うハハに
これからも笑って暮らしてほしいから。

お母さん、相変わらず頼りなくて、
お金も家庭も可愛げも何も持ってなくて
ダメダメな娘だけど、産んでくれてありがとう。
そして、75歳のお誕生日おめでとう。
いつか一緒に、スイスの山を歩きましょう。
お母さんが80歳(私は50歳)になっても、
90歳(私は60歳)になっても、
100歳(私は70歳)になっても、
そうだよ。ジンセイは面白い。
「お楽しみはこれからサ~!」だよね!


初女さんの本には、私にぴったりな言葉が書いてある。

それは、上京した24歳の夏も、
日本縦断していた39歳のときも、
遅れてきた思春期(つーか、ただの更年期?)の45歳の今も、
考えてみたら、私はずっとこれだけが強みだったわけで。

《失うものがないのは
最大の強みです》



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by tinpunatabibito | 2011-03-01 02:30 | Comments(11)

    

いつかどこかで「陳腐な食堂」開店予定の、51歳キッチン見習いの雑記。
by tinpunatabibito
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