陳腐な旅人日記


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お大師さまがついている

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私は無宗教だけど、緊張したときは笹塚の観音さまや四国のお大師さまやいろんな神様仏様に祈ります。峠の手前で軽トラのおじさんが、停車して待っていて、缶コーヒーをお接待してくれた。この先に長いトンネルがあるけどがんばってね。明るい照明がついてるから大丈夫だよって。ハハが四国遍路土産でくれた念珠玉をお守りに、3キロ以上のトンネルを無事越えました。まだガクガクしてるので、小さな橋の上でひと休み。今日のゴールは龍泉洞です。しかし、いい天気!
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by tinpunatabibito | 2009-04-30 14:11 | Comments(1)


雪の回廊

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時速6キロでも進んでいけばちゃりでもゆけるさ~、八幡平山頂。あと5キロぐらい? 汗をかいても雪の壁からひんやりいい風が吹いてきます。
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by tinpunatabibito | 2009-04-29 12:51 | Comments(2)


旅空

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道の駅では、地元のおじさんたちがさくら祭りの準備中。今年はあと何回、桜を見るのだろう。今日から東北を山越え谷越え、ぶらぶら横断します。今日のゴールは玉川温泉、明るいうちに着けますように。
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by tinpunatabibito | 2009-04-28 10:10 | Comments(2)


雨の土曜日。

土砂降りの土曜日って、久しぶりな気がする。

朝11時からの打ち合わせのため、
先日の「ノギャル」取材のとき、田んぼで泥だらけになった
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(最後の1枚はまたまた「巨匠」が撮ってくれました)
エーグルの長靴履いて、都内某所のファミレスへ。

雨の日に出かけるのは憂鬱だけど、
山手線から眺めた窓の向こうの緑たちは
雨を吸ってすっごくイキイキしていて、
雨があるから僕らはみんな生きている・・・
田んぼだってオケラだってヨソジだって~、と
小学生の作文のようなことを思う。

こんな日なら洗う手間も省けて一石二鳥?・・・
と思ったものの、長靴のあまりの汚さに
早めについた店のトイレでゴシゴシ、
濡らしたトイレットペーパーで泥をぬぐう。
初対面の相手と会うときは、
身だしなみに気をつけるのが礼儀だからね。


編集さんとの打ち合わせの後に
現れたのは、自転車界のドロンジョ様♪
まったくの初対面だったので、
最初は深キョンもぶっ飛ぶセクシーな胸元に
眼が釘付け(・・・オヤジかっ!)。
会って早々に飛び出す過激トークにも面食らう。

既婚のミソジと未婚のヨソジ、
セクシー系とノンフェロモン系、
美女と野獣、
シャカリキレース志向とちんたら旅志向・・・・・・

街ですれ違っても、
どこにも接点はなさそうなドロンジョ様と陳腐だけど、
(だいたい、私の速度では追い付けないと思う)
「峠越え好きなロード乗りのドM女子」
という唯一の共通点で、
気がつけば、昼間のファミレスで、
「お酒飲んでる!?」と思われそうなほど
熱いトークで盛り上がる。
2時間ハイテンションで喋りっぱなし。

昨日、非公開コメントで
「陳腐さんは文章の表現が年相応じゃないから、
みなさん、ブログを読んでいて違和感があるのでは?」
・・・と、思わず「なるほど!」と唸ってしまうご意見をいただいたのですが(苦笑)。

すみません、最近、渋谷ギャルを密着取材してるので
あえてギャル的に叫ばせてもらうと・・・

ドロンジョ様、
チョーうける~~~!


人と人は出会うべくして出会うというけれど、
久しぶりに、
ロックで骨のある自転車女子に出会えてなんだか
むっちゃ楽しい打ち合わせになったのでした。
連休明けの撮影が楽しみだなぁ。
ドロンジョ様とは今後も長~いお付き合いになる気がする。
いや、「なったらいいな~」という、あくまで私の希望ですけど。


もう2週間前になってしまったなぁ。
やっぱり、自転車が縁で出会った大切なトモダチ、
愛さん との鎌倉サイクリング。
早く写真をアップしたかったけど、
アップしづらい状況だったので遅くなってしまいました。

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空とBD子。運命の出会い?

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そう、先日の輪行写真は、
新庄村ではなく、鎌倉駅で愛さんが撮ってくれた写真です。
輪行の写真って、ひとり旅じゃまず撮らないんで
つい、輪行ネタにイメージカットで使わせてもらったんですね。
コメントくれた人のなかに
「バーテープが汚れてますね」という鋭い指摘があったけど、
せっかく軍手をしてセットしても、
その汚れた軍手でついハンドルを触っちゃうから
どんどん白いテープが汚れてしまうんです。
(バーテープ、みんなどのくらいで交換してるんでしょう?)
まだしばらく使いたいので、今晩あたり洗剤で磨いておきます。

鎌倉に来たからには「生しらす丼」を食べたいと、
以前、「TOKYO自転車人」の取材で知った
小坪漁港近くにある定食屋さんをめざす。

しかし、ルートを間違えてトンネルを越えてしまって。
「この先に小坪漁港はありますか~~~」
反対側車線を走る自転車人のお兄さんに急きょ道を聞く。
(このへん、全然人が歩いてなかったのです)
まさか、その姿を撮られてるとは思わなかった。
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ものすごい遠回りをして、たどり着いた店は長蛇の列。
「生しらす丼」にするか「刺身二点盛り定食」にするか
さんざん悩みながら、愛さんと順番を待つ。
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結局、ふたりとも「生しらす丼」にしました(笑)。

お腹いっぱいになって走り出したとたん、
店先のロードバイクの数に興奮し、
オープン間もない店に吸い込まれる。
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その後、その向かいのお店にも吸い込まれ、
私はロングTシャツ、愛さんはパーカーを購入。
寒がりな愛さん、
デイパックの中に2枚も上着持ってきてるのに(笑)。

「日帰りサイクリングで3枚も上着持ってる人なんてはじめて見た。
どんだけ長旅~って感じだね!」

しかし、薄着な私はロンT買う前は、
愛さんの予備装備のフリースをさんざん借りていたんですな。
停まると寒い、走ると暑い。
春先のサイクリングは温度調節が難しい。
私のバッグには借りたフリースが入らないので
停まったときだけ「貸して~~~」と甘え、
走って暑くなったら、「これ返す~~~」と返却。
超ワガママなチャリ友でごめんよ、愛さん。

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江の島に向かう途中で、
空とBD子、初のツーショット。
ここは、「ビーパル」3月号のサイクリング特集の表紙を撮った場所。

・・・・というわけで。
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ついこんな写真も撮ってしまいました(笑)。
文字は愛さんが写真にのっけてくれました。
愛さんもおんなじアングルで撮ったのに、
私のぶんしか送ってくれなかったので、
愛さんファンのみなさん、すいません、私のほうで(汗)。

江の島が見えてきた。
・・・あたりで見つけてしまったおしゃれカフェ。
しらす丼でおなかいっぱいなハズなのに、
「甘いものは別腹」モードでまたまた吸い込まれる。

絵になる場所で撮ってもらえてヨカッタね~、空。
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こんな海辺のカフェが開けたらいうこと無いんですけどね~。
そしたら、楽しい自転車人にいっぱい遊びにきてもらえるのに。
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私の帽子が途中で緑から黄色になっているのは、
最初に吸い込まれた店で買ったおニューにかぶり直したからであります。
ちなみに、緑の帽子はわがハハとお揃いです(笑)。
「似合ってるかな~?」とハハから以前届いた写メールはこちら↓
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新宿で午前中に待ち合わせたハズなのに、
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
夕暮れ間近の島に向かって、ようやく本気で走り出した。
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江の島、自転車で行くのは二度目だ。
前のときはひとりだったけど、
トモダチとお喋りしながら観光するとやっぱ楽しい。
看板の海人の絵を見ただけで、なんだかゲラゲラ笑えちゃう。
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帰りは鎌倉駅近くのカフェで軽くワインなんぞも飲みまして。
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「お花見サイクリング」の終わりに自転車を押しながら見た
鶴岡八幡宮の参道の桜。
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私がハンドルにひっかけているビニール袋の中身は
江の島で買った「しらす」です。
私があんまり、「しらす~!」と騒いだために
愛さんは「もう、しらすはいいよっ!」とお土産を買いそびれ
翌日ちょっぴり後悔したそうな(笑)。

仕事抜きで、ただただのんびり走った鎌倉。
ほんとうに楽しかった~。

いま、『自転車人』では
「自転車女子部」のメンバーを募集中。
愛さんは写真部長を務めることになったらしい。
いっぱい面白い子が集まると楽しそうだな~。
自転車が好きな「女子」でさえあれば年齢不問だそうで(笑)、
私もときどき裏方で参加したいと思います。

ん? およびじゃない・・・?

・・・・っていうぐらい、
ドロンジョ様や愛さんみたいな
自転車美女人口がどんどん増えたら、
ニッポンの道はもっともっと楽しくなる・・・と思いません?
(やっぱ私って、すっかりおやぢ目線・・・かも)
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by tinpunatabibito | 2009-04-25 18:33 | Comments(6)


自転車人のみなさま。

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秋田出張から夜行バスで先ほど帰ってきました。
今回は、「輪行」ではなく、D誌の秋田1泊2日(車中2泊)の取材旅です。
近ごろは大手出版社でも「なるべく経費節減すべし」というご時世でして、
10ページの特集であちこち取材するうちの3ページぶん、
スケジュール的に可能だったので、高速夜行バスで往復してきた・・・というわけです。
秋田でもいろいろあったんですが、その話はまた改めて書くとして。


自転車人のみなさま。

いっぱいコメントありがとうございました!

一日の訪問者数100人ぐらいのこのブログで
こんなにたくさんのコメントが届くと思わなかったので、
正直びっくりしましたが、
ひとつひとつのコメントをじっくり読ませていただきました。
私が書いた「確信犯@マスカット号」の記事で
不愉快な思いをされた方も多かったようで、
その点はほんとうにお詫びします。

今回は、能天気なブロガー「陳腐な旅人」としてではなく、
『自転車人』の記事の延長線上として書いたブログだったので、
「やってはいけないこと」をやったこと、
さらに、「書くべきではないこと」を書いたことに対して
批判が殺到したのは当たり前だと思っています。

ル―ルを守っていない人間が何を言ってもダメ・・・というのは、
全くもってその通りです。
私は日ごろから、自分勝手なマイルールで
強引に動いてしまうところがあって、
最終的に「結果オーライならいいじゃん!」と暴走しがちです。
自覚してないことも含めて、
行く先々でいろんな人の「お目こぼし」を受けながら旅しているんだと思います。
今回も「入るかな~~~。あっ、入った!」と
輪行袋を積んでくれた運転手さんとのやりとりが面白かったので、
ついありのまま書いてしまったのですが、
ブログに書くことで
たまたま大目に見てくれた運転手さんに迷惑がかかるかもしれない、とか
「だったら私も高速バス輪行しよ~っ!」という人が殺到した場合、
どんな(悪いほうの)事態になるのか、ということまで考えていませんでした。

「格安で効率的に動ける高速バスで輪行したい!」という願いがあるなら、
自転車雑誌のライターとして何をすべきか?
今回はその方向性が完全に間違っていたわけですが、
反省するべきところはしっかと反省しつつ、
これから「じゃあ、何をすべきなのか」というところを
建設的に考えます。


しかし、ひとくくりに「自転車人」と言っても、
ほんと、いろんな人がいるなぁ。。。と、
この一週間、
コメントに一喜一憂しながら
その意見に自分はどう対応したらいいんだろう? と
日ごろから論理的に物事を考えないタイプの私には珍しく
ぼんやり脳ミソを練っていました。
(その結果がこれ・・・? なんてツッコミはなしですよ)

友達には「ブログ、炎上してるね~」なんて
メールをもらったりしたけれど、
2ちゃんねるから発生しがちなブログ炎上と違い、
最後まで、へんな絵文字も飛び出さす、
みなさんが真面目にコメントをくれたことで
私も冷静に、自分が大好きな
「文章を書くこと」「自転車で旅をすること」
について考えることができました。

そういう意味で、今回はいい経験になりました。
「ご意見をお待ちしています」の呼びかけに
応えてくれたみなさん、ほんとうにありがとうございます。
ただ、自分で呼びかけておいてナンですが、
生き方も考え方もぜんぜん違う人たちが
顔の見えないネットで匿名でいろんな意見を交換することは、
基本的にあまりいいことではないのかも・・・とも思いました。

10年以上のつきあいの編集者Mさんは、
私以上に喜怒哀楽に正直な女性で、
別の編集部にいても
よく大きな笑い声が聞こえてきます。
笑い声が豪快なのと同様に
私たちライターが仕事でしてはいけないミスを犯したとき、
「怒」のパワーもそりゃあすさまじいんです。

でも、彼女はいったん「怒」モードになっても、
絶対にメールで怒りの文章を書くことをしない。
いつも怒るときはその場か、電話で直接怒ります。
そして、言いたいことを全部言ってスッキリしたら、
あとはからっとしていて、
過去の失敗はぜんぶ笑い話に変えてしまいます。
文章にすることで
怒りのモトを冷静に考えられる・・・という効果もあるとは思いますが、
メールやネットの文章は
すぐにリアクションができないぶん、
ときに相手を(直接対話する以上に)深く傷付けてしまう。
勢いで書いてしまった「怒」の言葉が
受け手が削除しない限り、永遠に残ってしまう。
Mさんは自分の「怒」パワーを自覚しているからこそ、
怒るときはメールではなく、直接対話を心がけているんだと、
もう何年も前に気づきました。
以来、私もなるべく、そのやり方を真似しています。
(それでもたまに、冷静に何度も読み返して書いた文章でも、
仕事相手を不愉快にさせてしまうことがある・・・わけです)。

今回いただいたコメントのなかで
私が唯一へこんだのが、
「そんな記事を書くような人に自転車に乗ってほしくありません」
という言葉でした。

1年前の交通事故の記事は、
改めて読み返してみたけれど、
「これのどこが『自分を美化している』ことになるんだろう・・・?」
とわけがわからなくなりました。
納車5日後に大事故でカーボンにひびが入り、
最後はまた事故で大破してしまった元・相棒があまりにも哀れで
その相棒を「美化」した部分は多少あるかもしれないけど、
トンネル内に歩道があったのに車道を走ったことも正直に書いたのになぁ・・・。

救急車内で写真を撮ったことがふざけているといえばそれまでだけど、
ひょっとしたらそのまま死んでしまうかもしれない状況で
「写真撮ってもらおう!」と思って、
実際にそれを撮ってもらい、誌面に載せたことはまったく後悔してません。
自転車旅は楽しい。
でも、予期せぬ事故で、あっけなく人は死ぬ。
たまたま自分は運よく生きていただけのことで、
どんなにルールを守って楽しく走っていても、
事故に遭うときは遭うよ・・・ということを伝えるのに
あんな衝撃写真ないと思ったんですけどね。。。

人の感じ方はいろいろあって、
その写真を見て「ぷっ!」と笑っちゃう人もいれば、
「ふざけている!」と憤慨する人もいる。

私は文章を書くことも、自転車で旅をすることも
どちらも大好きなので、
これからも、なるべく楽しい旅の話を書いていきたいと思います。

自分の書いた旅の話で
今まで旅立つ「あと一歩!」が踏み出せなかった誰かが
「よ~し! 私もいっちゃうぞ~!」
と楽しい旅をはじめてくれたら、
こんなにうれしいことはないです。

ただ、自分の書いたもので
「楽しい」「面白い」「元気が出る!」と思う人よりも、
「つまらない」「不愉快だ」「ムカつく!」と感じる人が多いのだとしたら、
いつでもブログは閉鎖するし、
ライターの仕事にも見切りをつけます。

それぐらいの覚悟で書いていこう・・・と、
なんだかギラギラ思った一週間でした。

長い文章、
読んでくれてありがとうございます!
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by tinpunatabibito | 2009-04-23 09:27 | Comments(5)


確信犯@マスカット号

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『自転車人』2009年春号から飛んできた皆様、
いつもご愛読ありがとうございます。

「ロードバイクで小さな村へ。」の連載も、
今号で第13回となりました。
季刊誌だから、もう3年過ぎた・・・わけですね~。

合併、合併で、「小さな村」がどんどん消えていき、
どこも似たような地方都市になってしまったらつまらない。
若者に媚びないかっこいいじいちゃんやばあちゃん、
はじめてなのに懐かしい里山や離島の風景、
村ならではのおいしい食べものやおまつり。。。
自転車でのんびり走りながら偶然出会った
「小さな村」のよさを自分の言葉で伝えたいと思いつつ、
まだまだ未熟な文章ですみません。

この連載をはじめた当初は
「小さな自転車で小さな村へ。」というタイトルで
折りたたみの小径車で旅してました。
村の峠ですぐへばってしまい、
自転車ごとヒッチハイクしたことも数々。。。
「こういう記事を自転車専門誌でやるのはいかがなものか」
と先輩ライターにダメ出しを食らったこともあります。

今でも「へっぽこ自転車人」であるのは変わらないですが、
「ロードバイクで小さな村へ。」とタイトル変更してからは
まぁ、多少の峠なら楽しく走れるようになりました。
まだパンク修理は自信ないですが、
輪行はだいぶ上手になりました。
そういう意味で、「小さな村」で自転車人修業(?)を
させてもらっているようなものであります。


えーっと、前置きが長いですね(笑)。

今回のお題は、
岡山県・新庄村に「東京からどうアクセスしたか」です。

記事では「やっぱまずいかなぁ」と書かなかったけど、
新庄村には
新宿から「マスカット号」という高速バスで行きました。

新庄村は野生の勘で「よさそうな村だな~」と
2年ぐらい前から気になっていたんですが、
いざ行こうと交通アクセスを調べていると、
けっこう不便な場所なんです。
いちばん最寄りの鉄道駅は、JR姫新線「中国勝山駅」。

列車で行くとすると、
岡山まで新幹線、岡山から津山経由で中国勝山駅
・・・・というルートが妥当なんだけど、
朝イチで出ても、到着は午後1時すぎになってしまいます。
しかも、わが家から近い新宿から輪行すると、
片道1万7690円もかかるんですよ~。

1泊2日の「小さな村」旅で往復3万5380円は
私の感覚では、「高いっ!」です。
今なら台湾とか往複できる金額ですもん。

「もっと安く行ける方法はないか」
と調べていたら、高速夜行バスなら
新宿~津山を往復1万6400円で移動できることが判明。
なんと、列車移動の半額以下!
しかも、それに乗れば朝イチで津山に着くので
午前中から相棒の自転車で走り出せるんです。

マスカット号のHPをよ~く見たら、
やっぱりありました。
「自転車は積めません」のただし書き。
高速バスって、
安くていろんな地域にアクセス便利なんだけど、
原則的に「輪行お断り」なんですよね~。

しかし、津山までその値段で行けるとわかった以上、
新幹線で岡山まで行くのもなんか悔しい。

前に、長野の村に行ったとき、
帰りだけ「だめもと」で高速バス輪行したら、
そのときはすいていて、あっさり乗せてもらえたので
今回もイチかバチか、高速バスでいっちゃえーー!
・・・・と、往復チケットを買って
どきどきしながら、
3月13日の金曜日の夜、
新宿駅で相棒の「空」を輪行袋に詰めたというわけです。
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「お客さん、マスカット号にお乗りの方ですか?」

出発の30分以上も前に新宿駅に着いていたのに
輪行をやり直してもたもたしてたら、
気づくとバスの発車時刻。
バスの運転手さんに聞かれ、
「そうです! 乗ります!」
と慌てて、輪行袋をかついで、バスのトランクに向かったんだけど。。。

「自転車は基本的にだめなんだよね~」と運転手さん。

「お客さん、行きも自転車載せて来たの?」
と聞かれたので、
ほんとは初めて乗るバスだけど、
「え・・・、ええ! 行きは載せてもらえましたっ!」
と、「自転車が積めないなんて考えもしなかった~!」という
無知な旅人っぽい演技でアピール。

その週末は倉敷で何かイベントがあったらしくて、
トランクの中はスーツケースがぎっしり。
規則うんぬん以前に、
(やばい、まじで積めないかも・・・!)という状況でありました。

「週末はね~、このとおりトランクがいっぱいなんですよ。
ほら、もう自転車を積むスペース残ってないでしょ」

(うう・・・ここで引き返すのは何としても避けたい!)

「入りますよ~、袋を横にすればナントカ!」

「入るかな~・・・・・・(スーツケースを詰めて、輪行袋を押し込む)
あっ、入った(笑)」

「やった~~!」

「でもお客さん(チケット確認して)、また新宿に戻るんだ(すでに私の嘘はばればれ・・・)
帰りのバスでも載せられる保証はないですから、
そのときはあきらめてくださいよ」

は~い!

とりあえず、津山までは行けるとわかってほっとひと安心!


新庄村を旅した話は、本編を読んでいただくとして・・・。
1泊した翌日。
新庄村から100キロぐらい自走して、
再び夜行バスに乗るために
津山駅の向かいにある津山バスターミナルへ。

「これ、自転車ですか~?
自転車はお断りしてるんですよね~」

到着したバスの運転手さんがまたまた渋い顔をして言いました。

「行きも載せてもらえたので、
ナントカお願いしますっ!」

「ナントカって言われても。
自転車の場合、傷が付いたりしちゃうからね~」

「あっ! 多少の傷なら大丈夫です~!」(空、ごめんっ!)

「いや、お客さんの自転車が、じゃなくて!
自転車の金具がぶつかって
他のお客さんの荷物に傷が付いたら困るってこと」

・・・・・あ~、そういうトラブルもありうるんだ。。。と
スプーン一杯の反省(落)。

「とりあえず、今回だけは大目に見ますけど。
でも、そちらの自転車が壊れたりしてもうちは知りませんからね」

そんなやりとりの末に、
なんとか空をトランクに積んでもらえた・・・という次第です。


何だかやたら長い話になったわりにオチがないけど、
今回の結論としまして。


其の一・輪行禁止の高速バスでも、
     「たまたま」運がよければ載せてもらえる。

其の二・ただし、満席に近い週末や人気路線は
     トランクがいっぱいで断られる確率が大。

其の三・大切な愛車に傷を付けたくない人は絶対やめるべし。
     (ひと様の荷物を傷を付けてもめるリスクも高い)


今回、私が120%確信犯で高速バス輪行したのは、
「なるべくお金も時間も節約して旅したい!」
というのがいちばんだったんだけど。

全国を網の目のようにつないでいる夜行高速バス
で輪行できたら、すごく自転車旅のプランが広がるわけで。
あれだけ便数が多くて、トランクも広いんだから、
自転車好きがもっともっと増えて、
「サイクル夜行高速バス」というのが誕生したらいいのにな~、
という淡い期待もあって。
そのためには「輪行する人間が増えている」という事実を
行動で示そうと思ったのもあります。

「だからって、規則破りには違いないでしょっ!」
と、バス会社さんからお叱りがきたら怖いので
誌面で書くのはさすがに遠慮しました。

このブログが炎上しないことを祈ります。
(その前に編集長に怒られて、明日にはこの記事削除してたりして・・・!?)

どきどき。

でも、「イチかバチか」と思いつつ、
夜行バスを待つのは、ちょっと楽しかったんだなぁ。。。

この件に関して
自転車人の皆さんの意見をお待ちしています。
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by tinpunatabibito | 2009-04-15 01:46 | Comments(18)


桜前線を追っかけて。

えーっと。
木金の1泊2日で、
ここらへんを旅してきました。
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この間、取材で使った「青春18きっぷ」の残りは3日ぶん。
4月10日(金曜)に使いきらないとただの紙切れになってしまう。
そんなもったいないこと、貧乏旅人にはできません。
ほんとは水木金の2泊3日で
盛岡あたりまで行きたかったけど、
D誌の校了が水曜日とわかって断念。
で、さんざん迷った挙句、
「いつか日本縦断・太平洋南下編をするとき、
最大の難所となるであろう・・・」リアス式海岸・三陸をめざすことにした。

かつてキヨシローの「奥の細道」ツーリングを
松島で取材して以来の三陸。
自転車で走るのはもちろんはじめてだ。

普通列車を乗り継いで旅するのもはじめてだったけど、
いいもんですね~。
前夜2時間しか寝てなくたって、
どの列車も終点まで行くから、
本を読みながらうつらうつら寝放題。
移動中の列車やバスでもぐーすか寝られるのが、
私の旅人としての最高の長所なんです。

福島から仙台に向かう快速列車は
花見の名所で速度を落としてゆっくり走る。
「車窓の景色をお楽しみください」なんてアナウンスも流れ、
車内じゅうがほっこりお花見モード。
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松島あたりも
いい景色でのんびりできたなぁ。
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午後3時、女川駅から、
「やっと自転車に戻れた~!」空と走りだしたんだけど、
予約したとき、「その時間から明るいうちに着けますかね~」
と宿のおかみさんに心配された通りの坂続き。
ま、今までけっこう修羅場をくぐってきたから、
なんとなく覚悟はしていたし、
天気が最高によかったので、
きれいな三陸の海を眺めつつ、ゴキゲンで走れました。
寄り道もせずひとりで黙々と走ってるだけだから、
自転車に興味がない人は
「そんな旅のどこがおもしろいの?」と思うんだろうけど、
「そんな旅」が好きだから、いいんです。
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とくにこういう曲がり角に私は弱い。
緩やかな下り、曲がり角の先に夕日と海。
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泊まった民宿も最高で、
晩ごはん、むっちゃおいしかった~。
これはほんの前菜で、
天ぷら盛り合わせにアイナメの煮付けも出てきたよ。
これで1泊6000円を切るなんて
三陸の民宿、おそるべし!
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翌朝は、牡鹿半島の西側を石巻まで走った。

途中、巨大なトンネルが現れたので、
1年前の春旅を思い出して、
怖いなぁ。。。やだなぁトンネル。。。
と逃げ出したくなったんだけど、

このトンネル、素晴らしかった!
歩道が2mぐらい(しかも両車線に)あるんですよ~!
ロードバイクの天敵の空き缶とか釘とかも落ちてなくて
すごく走りやすい。
宮城県、優秀! 
今までくぐり抜けてきた全国のトンネルでも
1、2を争う名トンネルでありました。
名前もいいじゃんね。
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石巻に意外と早く着いてしまったけど、
峠越えでぐったり疲れていたのと
仙台駅の駅弁食べたさに、
まだ日が明るいうちに空を袋に入れた。

こんなに天気がいいのに、
このまま空を荷物にして、
また何時間も列車に乗るのか・・・・。

なんだかそれは、
大好きな相棒を裏切っている行為に思えたので。

輪行歴5年目にして初体験、
一度ばらした自転車を、
仙台駅で再度組み立てて、
駅弁持って走り出しました。

牡鹿半島の最南端では
まだ3分咲きだった桜が、
仙台駅からちゃりで20分の西町公園では満開だった。

公園は夜の宴会に備えて
ブルーシートの場所取りだらけ。

「お弁当食べる間、座らせてもらっていいですか~~!?」
と、寝転がって週刊文春読んでるおじさんに声かけた。

「いいよ~。どうせ夜まであいてるし」

おじさんは定年間近で、
あと2時間がんばったら、
別の社員の人が、場所取り要員として現れるらしい。

「せっかくこんないい天気だから、
缶ビールでも飲みながら花見してればいいんじゃないですか~」
と言ったら、「まぁ1本ぐらいならいいんだろうけどなぁ」って。
真面目なんだね、おじさん。

「じゃあ、いったん会社に帰ってから
夜はここで大宴会なんですね」とさらに聞いたら、
「いいや。たぶん夜はもう来ないな。
うち遠いから、ここで飲んで帰るの面倒だし」。

ふ~ん、
自分が参加しない花見の場所取りをしてるんだ。

あれこれ話しかける私を寂しがり屋と思ったのか、
「ひとりで旅しててもつまんないだろ~」とおじさんは言う。
「彼氏とか友だちと一緒に旅したら楽しいだろうに」

はい、よく言われます。
地方を旅してると、耳にたこができるくらい言われます。
でも、彼氏いないから仕方ないじゃないですか~(苦笑)。

「おじさんの娘はいくつぐらいですか」
「う~ん、もう嫁に行ってるけど、31かな?
明日、うちに遊びにくるっていってるけど、
オレは野球見たいんだよね」

仙台ってことは・・・・
「楽天だよ! 明日は岩隈と涌井でWBC対決だな」

うんうん、岩隈なら知ってる!
WBC、かっこよかったですよね~。
まー君もがんばったし!

私が知ってる「楽天」知識はそれぐらい。
弁当も食べ終わったので、
ボロが出ないうちに「ありがとうございました~!」と退散した。


もう二度と会うことのないおじさんの横で食べた
仙台の駅弁花見、
なんてことない時間だったけど、
寄り道してよかったなぁと思った。
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私はぜんぜん寂しがり屋じゃないけれど、
結局、旅先でほんの束の間すれ違う
ごくごく普通の人が好きなんだ、と今回よくわかりました。

夏の青春18きっぷは、
北海道をのんびり輪行旅しようと思います。
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by tinpunatabibito | 2009-04-12 22:56 | Comments(13)


海辺の宿。

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暗くなる前に峠を越えようと夢中でこぎ続けて、日没直前にゴール。岬の向こうに線香花火みたいに消える夕日を撮ってから海辺の宿にチェックインしました。窓からこんな風景が見えます。夜明け前にちんぷ荘を出てはるばる14時間。まだ682円しか使ってないことにびっくり。明日も晴れますように!
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by tinpunatabibito | 2009-04-09 18:16 | Comments(4)


うしし!

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by tinpunatabibito | 2009-04-09 16:03 | Comments(0)


新宿は夜明け前

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とりあえず山手線で上野まで。
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by tinpunatabibito | 2009-04-09 04:44 | Comments(0)

    

いつかどこかで「陳腐な食堂」開店予定の、51歳キッチン見習いの雑記。
by tinpunatabibito
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