東京に住んではいたけど、仕事でしょっちゅう海山川へ出かけていたライター時代。
毎日トカラ富士を見上げながら、どっぷり自然の中で農作業していた島暮らし時代。
そしていま☆
ビルの中の飲食店で、朝から晩までひたすら
働く毎日。
自然とのふれあい度数は、
たぶんジンセイで今がいちばん低い。
だけど、かすかに感じるのです。
おやっさんに頼まれてチャンバーから出したメロンを抱えながら歩いてるときとか、
鮭のハラスを焼いてるときとか、
ニュージーランド産の牛タンをトントン叩いてるときとか。
この野菜や魚や肉の生産者さんの、
顔も名前も暮らしぶりも
何ひとつ知らないけれど、
この食材をいま私が手にしている。
これも遠い遠い線の先だけど、
小さなつながりなんだなぁと。
そんな話、
この本にもありましたよね?
旬の野菜や魚に触れるたび、
自然いっぱいの何処かで誰かが
これを収穫して出荷したんだ、
ビルの中の調理場にいても、
自然にいま触れてるんだ、って。
今日は、美味しそうなからし菜6束を洗って
でっかい漬け物樽に仕込みました。
2〜3日後が楽しみ。
遠い未来、
自分の店をやるときは、
やっぱり、
顔も名前も暮らしぶりもよく知ってる、
そんな生産者さんと、
仕事を通じて長くつながりたい。
そういう生産者さんとの縁を
探し育てていくことも、
これからやりたいことなんだと、
バイト帰りの電車で気づきました。
明日はもっとガンバロー☆