海の日に旅立ったチチの月命日は20日。
ずっと無宗教で、
子供のお宮参りとか七五三とかもスルーしていたのに
「一周忌が終わるまではやっぱり・・・」と、
ハハは毎月、お坊さんに来てもらって
チチへのお経を唱えてもらっている。
今月20日は私もバイトが午後からだったので
午前中はうちにいた。
ちょうどこのブログを更新した直後、
ピンポーーーーン☆
お坊さんがやって来た。
チチのお葬式、四十九日も
同じお坊さんだったし、
何度か月命日で会っているので、
すっかり顔見知りのお坊さん。
お坊さんという存在は
ジブンよりもずーーーーっと年上、、、
って意識があったけど、
そのお坊さんはたぶん私と同年代、
もしかしたら私よりも若い?
ってなカンジの人でして。
このお坊さん、
とっても低音ビブラートな美声で、
お経を聴いていてもなかなか心地いい。
ハハといつも、
「おばあさん(ハハのハハ、私の祖母)ちのお坊さんは
ダミ声でへったくそなお経だったけど、
あのお坊さんはホント、いい声だよね~~~」
と話している。
その日も低音ビブラートなお経を堪能(?)したあと、
ハハはお坊さんに出すお茶の用意に台所へ行った。
お坊さんとふたり、
間が持たないので、
「お忙しいですか?」
陳腐な質問をしてお茶を濁す。
「ぼちぼち、ですね~」
お坊さんも間を持たせるために
「お忙しいですか?」
陳腐な質問返しをされるわけでして。
「いまバイト、掛け持ち始めたからけっこう忙しいです」
「ひとつはあのビルのあそこでしょ?」
「はい、そうです」
「で、もうひとつは?」
「○○区のビストロなんですけど、、、」
「え~、○○区のなんていうビストロ?」
「ビストロ△□☆です」
「えーーー!? □△☆ーーー!?」
ななななんと!
お坊さんは私が毎週金土日に通っている
ビストロBの常連さんでした!
「今年に入ってからだけで3回は行ってますよ~。
あそこの鴨がおいしくて」
「ワインも飲んだりするんですか~?」
「ああもう、ガンガン飲んでますよ~!」
ううむ、、、
いまどきのお坊さんは
ビストロでワインをガンガン飲むのですねぇ、、、
さっそく、その日のバイトでシェフに報告したら。
「これは経験上思うんですが。
お坊さんは酒の席で見ないほうがいいですよ。
お坊さんって大抵、酒好きの女好きで、、、
ほんと、すごいですから」
あと2か月でチチの一周忌なんですけど、、、
それまで私の勤務日には
なるべくお坊さんが来ないことを南無阿弥陀仏。
チーン!