ジム・ジャームッシュの映画
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の中で
テレビ見ながらひとり食べる晩ごはんを
「これがTVディナーだ!」と、
主人公がクールに言っていた。
懐かしいですね~、大好きだったあの映画。
そこに深い意味はなく、
私もついさっき、早めの晩ごはんを
パソコン見ながら食べていたので、
「これがPCディナーだ!」と、
クールに言ってみたかっただけ(笑)。
で~~~!
PCディナー食べながら見たヤフーニュースで、
見逃せない記事が!
「
JR江差線、廃止提案で客急増」。
2012年夏。
私は「JR北海道&東日本パス」で一週間、
鉄道&自転車乗りまくり旅をして。
札幌、旭川、富良野、根室、小樽・・・と、
北の大地をさすらい続けて、
北海道を出る日に乗った列車が、
JR江差線だったのです。
いまならまだギリギリ、本屋に並んでいるだろう
「
バイシクルナビ64」号の108ページに、
まさしく、そのJR江差線の「木古内駅」が載ってます。
記事では、
函館本線、江差線、海峡線、津軽線を併せた愛称「津軽海峡線」
でまとめたんだけど・・・。
本文の書き出しはこれしかない、って感じで
こんなふうに書いたんだよね。
≪木古内駅には「北の大地の始発駅」の文字があった。≫
・・・・・まぁ、その続きの珍道中はぜひ誌面で(笑)。
ちなみに私は、
江差線が廃線するかもしれないから乗らねば!
・・・・な~んて、熱い鉄魂で江差線に乗ったわけではなく、
北海道から東日本へ移動するために、
「津軽海峡ふ~ゆ~げ~しき~♪」と歌いながら
鉄道で海を渡りたかっただけ。
たまたまその接続が江差線だった・・・という次第です。
それでも、自分が実際についこの間乗ったローカル線と、
たまたま見たヤフーニュースがリンクしたから、
単純に「おお~!」と驚いちゃって。
木古内駅の思い出は、
なにはなくとも、焼きそばです!
(木古内駅に着いたらなに食べよう~♪)
輪行中にパソコンで必死で検索して知った
駅前飯店「急行」。
伊賀のカバ丸なみに焼きそばが大好物なので、
もう迷わず、予約!
温泉帰りに駅へ戻って特急乗る直前、
84歳の凛々しい女主人、垣内キミさんから受け取って、
津軽海峡を渡りながらわしわし食べたんです。
欲張って「大盛り」を頼んだら、
それはほんとうに豪快な大盛りで(笑)。
蟹田駅に着くまでに食べきれなかったぶんは、
その夜泊まった盛岡駅前の
「ラウンドワン盛岡店」の、
ひとりでは広すぎるカラオケルームで
安宿代わりの仮眠と称したひとりカラオケしながら食べた。
(・・・・「これはカラオケディナーだ」?)
できたてから半日以上経った焼きそばと思えないくらい、
冷めててもほ~んとおいしくて。
またいつか、この焼きそばを、
今度はお店でキミさんが
じゅーじゅー焼く姿を見ながら食べたいな、って思った。
だから、陳腐なブログには珍しく、
タイムリーで有意義なローカル情報ですが、
JR江差線に乗って木古内駅へ行ったなら。
なにはなくとも、
駅前飯店「急行」の焼きそばを!
・・・・・という鉄道輪子の長いつぶやきでした(笑)。
そのとき撮った木古内駅とやきそばの写真を
ここに載せたかったんだけど、
秋の西日本ツアー中、
ザックの中に無造作に放り込まれてたバイオが
ついに(もう・・・口聞いてあげないッ!)状態になっちゃって(涙)。
2011~2012年の激動の日々の写真が
ぜんぶ入ってるバイオがもう開けません・・・。
あぁ、この世はほ~んと、諸行無常。
でも、写真はもう見られなくても、
あの頃見た風景、人、経験は
ぜんぶくっきり、心の中にある。
それがいちばん大事なことだから、
ま、いろんなことが大丈夫だって思うよ。